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“たぬきの森”問題が朝日新聞に掲載

 

 1219()の朝日新聞東京版に“たぬきの森”問題に関する記事Click!が、その経緯や当事者たちへの取材を含めて掲載されました。『「違法」住宅放置1年』という見出しにはじまり、周辺住民と業者とが新宿区に対する「訴訟合戦」に「突入」して解決への道は見えず、この問題全体が膠着状態にあることを報じています。

 住民側のコメントとして、万が一にでも違法建築で火災が起きれば財産を奪われる可能性があるのに、違法建築をこのまま放置しつづけるのは「(新宿区も建築業者も)住民の気持ちを理解していない」との声を掲載。最高裁において、明らかに違法で危険との判決が出ているにもかかわらず、延焼による予想被害を新宿区は軽視している実態を紹介しています。

 一方、業者側は新宿区が裁量権を逸脱して安全認定を行ない、建築確認を下ろしたことで被害を受けたと訴え、消防署の消防同意Click!の問題点も指摘しています。また、区側はこれまでと同様に、「安全認定や建築確認は建築を建築主に義務づけるものではなく、建築は建築主の責任と判断で進めるものだ」との、従来のコメントを繰り返しています。さらに、「11月に是正命令の準備をする」と明言していたのに、区側がまったく動かなかった事実(つまり担当役人がその場限りの虚言Click!を繰り返している事実)も、記者によって紹介されています。

 なぜ新宿区が、近隣住民のみなさんとの約束を反故にし、「11月に是正命令の準備」を明言しているにもかかわらず実行をとりやめたのか、「トラスト基金」事務局にもまったく情報が入ってきていません。朝日新聞の記者も不可解に感じたからこそ、あえて記事に書いているのでしょう。ウソにウソを重ねつづける新宿区は、どこまで区民を“ないがしろ”にするつもりなのでしょうか? なぜここにきて新宿区が区民との約束を破ったのか、判明しだいこちらでお知らせいたします。

 

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