トップページ

東京高裁判決と審査会の口頭審査迫る

 

  “たぬきの森”の保存活動も、今年で早くも4年目に入ります。現在では、都心におけるたぬきの棲息情報をはじめ、「下落合みどりトラスト基金」や区の「特例安全認定」に関連して、マスコミなどで全国的な注目を集めていたあわただしい時期とは異なり、“たぬきの森”も静かなたたずまいを見せています。その静けさとは裏腹に、今年もさまざまな動きが予定されており、各方面の動向が注目されます。

 

  昨年11月に再選された、中山新宿区長による公園化への支援は現在でも継続Click!されており、建築確認から5ヶ月が経過したいまでも、建設工事は開始されていません。これは東京地裁による第一審の結果Click!や、周辺住民から新宿区へ出された新たな審査請求の影響も大きいのでしょうが、やはり“たぬきの森”へ「重層長屋」を建てる建設計画自体が、大きな課題や問題をはらんでいるからだと思われます。

昨年末に開かれた、東京高裁における控訴審第1回口頭弁論(特例安全認定の適法性、特例安全認定認定の処分性、マンション管理組合の原告の適格性など)では、早くも124日には判決を出すとのコメントがありました。また、隣接する「マンション管理組合」ではなく、“たぬきの森”に接して直接工事の影響を受ける近隣住民の方々による新宿区への審査請求も3ヶ月経過し、129日にようやく口頭審査が行われる予定です。これらの動向につきましては、今後とも随時経過をこちらでご報告してまいります。

 

Copyright © 2005-2007 Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.