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業者から謝罪文と解体開始が通達

 

  前回、2月2説明会Click!において、業者の常務取締役と現場責任者との間で、屋敷森の譲渡金額に3,000万円もの開きがあることが判明しました。業者の役員は108,000万円と文書で回答し、現場責任者は一貫して105,000万円と言いつづけた問題です。「下落合みどりトラスト基金」では、この金額の違いに対する釈明と謝罪とを業者へ求めていました。

 

  このたび、業者より「トラスト基金」あてに、釈明を含めた謝罪文が送られてきました。内容は、新宿区との交渉段階では108,000万円の提示だったが、その後、企業努力で105,000万円に減額したというもので、現場責任者の説明不足を謝罪したものです。しかし、この減額した105,000万円という金額は、残念ながら新宿区へと伝わっておらず、譲渡の意思がほんとうにあるのかどうかは疑問です。次回、2月21日(火)説明会Click!では、新宿区へ減額した旨を正式に伝えてもらうよう依頼する予定です。

 

  また、工事の開始が223()になるとの通告がありました。まず、屋敷森のシンボルのひとつである、土蔵の解体をする計画です。この土蔵は、昨年に行われた専門家の教授・助教授の方々による調査でも高い評価Click!を受けました。現在の職人ワザでは復元が難しいとされ、当時の技術の高さを物語る貴重な建築物です。「トラスト基金」では、屋敷森とともにこの土蔵の保存も訴えつづけています。

 

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