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“東京だぬき”の生態レポート2016年版

−新宿区は目撃情報の多さで都内第3位−

 

  以前、「下落合みどりトラスト基金」が開催した「親子で楽しむタヌキフォーラム」Click!でお世話になりました宮本拓海様Click!より、最新の“東京だぬき”の生態レポート(2016年1月版Click!)がとどきました。「下落合みどりトラスト基金」からの報告レポートClick!も、その統計の中には含まれていると思われます。

 

  最新の生態レポートによりますと、昨年に引きつづき東京23区内で下落合のある新宿区は目撃情報で第3位、面積当たりの目撃件数では第2位と、依然高い目撃率をしめしています。その中で、新宿区最北部の下落合付近は特に濃い色で示されており、都内でも有数のたぬきの生息地であることが推察されます。

  “たぬきの森”に建てられた違法建築は、いまや開発の名のもとに自然を破壊した「負の遺産」そのままの姿で、ひっそりと放置されています。どこかのリゾート地の無責任な出来事ではなく、ここが東京都心であることが、業者の姿勢を改めて広く浮き彫りにしています。最近はテレビCMを流してイメージ回復を試みているらしい新日本建設ですが、たぬきの森の惨状を是正しない限り、そしてそれが都内に広く印象づけられている限り、困難な望みだと思われます。

  永遠に使用できない違法建築の“廃墟”を早々に除去し、前・新宿区長が私たちに約束した通り、新宿区の「七つの都市の森」構想を基盤とする緑地公園化が待たれます。

 

 

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