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日本経済新聞(2/15)掲載の記事詳細

 

  215日付け日本経済新聞の朝刊社会面に掲載された、“たぬきの森”の詳細をお伝えします。写真入りで紙面の半ページを使い、社会面では記事がもっとも大きく扱われ、首都圏ばかりでなく全国に向けて掲載されました。同記事をきっかけに、「下落合みどりトラスト基金」には海外在住の方からも反響をいただき、その関心の高さがうかがえます。下落合の“たぬきの森”の話題が、再び大きく世界中に拡がりました。

  今回、紙面に掲載されたのは「フォローアップ」という特集記事で、以前に掲載された記事の続報を紹介するものです。従来の速報型の記事とは異なり、原告側(周辺住民のみなさん)にも詳しくインタビューし、詳細な事実経過をベースに同事件の解説がなされています。“たぬきの森”の立地や、二審の高裁判決で住民側が逆転勝訴した裁判の経過、新宿区の後手後手にまわる遅い対応にイラ立つ住民側の思いなどを紹介。今後、違法認定を下した新宿区(建築課)自身が、建設業者へ是正を勧告するのは難しいとの、区会議員のコメントも掲載されています。

  さらに、自治体から建築確認が出されたことのみをタテに取り、“たぬきの森”ケースのように地域住民の声をいっさい無視して、業者が強引に建設計画を進める危険性を改めて指摘。経済紙でありながら、双方の立場を十分に踏まえ、ニュートラルな視座から論評しているのが印象深い内容となっています。

  また、記事の最後で業者、行政、地元住民の3者が、着工する以前に事前調整できるシステム作りも提言しています。本来なら、自治体の建築審査会がニュートラルな立場から、そのような機能を含めた役割りを果たすべきなのでしょうが、新宿区建築審査会Click!自体が建築基準法に違反する誤判定を重ねて犯し、まったく機能していない現状を踏まえての提言なのでしょう。

 

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