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たぬきが目白坂にも出没

 

 前回は、たぬきが落合地域の西端、西落合にも出没していることをご報告Click!しましたが、今度は目白崖線の東端から目撃情報が入ってきました。下落合の“たぬきの森”から、目白崖線沿いを東へ1,500mほどたどった椿山荘に接する目白坂に、たぬきが出没しているという情報をいただきました。

 目白坂の周囲は、椿山荘の谷戸に展開する広大な庭園や、関口芭蕉庵の森、講談社野間記念館の森などが拡がる、現在の下落合よりもみどりが濃い地域ですので、ひょっとすると下落合エリアよりも多くの個体が棲息しているのかもしれません。目撃された場所は、目白坂のかなり上のほうで関口台町小学校付近とのことです。

 学習院の森付近でも数年前に目撃例があり、椿山の目撃情報と合わせて考えますと、おそらく明治通りをはさんで目白崖線沿いの随所に、たぬきが営巣している可能性があります。椿山の西側には新江戸川公園など、都内でもみどりが比較的よく残るエリアがつづきますので、目白台全域にたぬきが棲んでいてもなんら不思議ではありません。

 下落合では、そろそろ熟しはじめた柿をめあてに、たぬきが夜な夜な出歩いているのを見かけます。成長した親だぬきほど大きくはありませんので、今年の春に生まれた子だぬきが成長しているのではないかと思われます。10mほどに近づくと逃げますが、人間が通りすぎるのを物陰からジッと見つめているようです。

 

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