下落合みどりトラスト基金

たぬきが西落合界隈にも出没

▲果実のなる庭に出没する下落合の子だぬき

　大きさがネコぐらいの、今年生まれたばかりの子だぬきが、たぬきの森や野鳥の森公園周辺で頻繁に目撃されています。さまざまな樹木に果実ができる秋を迎え、近所の庭や畑に“出張”しているのでしょう。この時期から初冬にかけ、たぬきの食欲がもっとも旺盛になる季節です。

　中落合／中井2丁目(旧・下落合3丁目／4丁目)の目撃情報Click!につづき、西落合4丁目界隈にもたぬきが棲息していることがわかりました。頻繁に目撃されているのは、新宿区立西落合図書館周辺の住宅街だそうです。近くには哲学堂公園などもあり、緑がまだ比較的多く残る西落合界隈ですが、これで落合地域のかなり広範囲にわたって、たぬきが棲みついていることがわかりました。

　ただ、西落合で気がかりなのは、飼ってたペットが逃げ出したものか、あるいは飼い主が捨てたものか、北米産のアライグマも同時に目撃されていることです。見た目はかわいいアライグマですが、大人しいたぬきに比べて性格は獰猛で、たぬきの棲息圏を脅かし、ついには駆逐して繁殖しつづけている鎌倉市のエピソードを想起しますと、西落合だぬきたちの今後が少なからず心配です。