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たぬきの出産をいまだ確認できず

 

 地元住民の声をいっさい無視し、新日本建設()により工事が強行されようとしている中、今年はたぬきの出産をいまだ確認できていません。昨年は、5月の末に3匹の子だぬきが目撃Click!されていました。しかし、今年はその動物的な本能から出産を見送ったものか、工事が始まってしまった“たぬきの森”周辺に、いまのところ赤ちゃんの姿は見られません。それとも、より安全な場所を求めて出産地点を移動したものでしょうか?

 

 でも、昨年生れた子だぬきらしい身体が小さめのたぬきが、両親とともに巣穴付近を散歩している写真が、「下落合みどりトラスト基金」へとどきました。生れてからすでに1年がすぎ、図体がかなり大きいにもかかわらず、親だぬきが心配そうに見やっているのが印象的です。

 最近、下落合ではフクロウ(ミミズク?)や、樹木の幹をつっつくコゲラClick!の目撃情報が相ついでいますが、とうとう野ウサギが棲みついたお宅まで現れました。東京都心の新宿だとはにわかに信じられない風情ですが、これら昔ながらの動物たちが棲息し、食物連鎖の中で暮らしているのはまぎれもない事実です。武蔵野の面影が、いまだ色濃く残る自然環境をなんとか守り、子孫たちへと伝えていけないものでしょうか?

 

 

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