要望書に対し中山新宿区長が「トラスト基金」へ回答書 「下落合みどりトラスト基金」が、11月28日に新宿区長あてに提出した「(仮称)『下落合4丁目集合住宅』建築に関する要望書」Click!に対して、12月28日に中山弘子新宿区長から「トラスト基金」あてに返事がとどきました。 この要望書の内容は、周辺住民のみなさんが東京地裁に提訴している裁判の進行中に、もし「建築確認済証」が発行され、業者が着工してしまった場合、新宿区は住民が係争中の裁判をいっさい無視して、工事をそのまま黙認するのかどうかを問うものでした。その際、新宿区は東京都安全条例第4条3項での「認定処分(安全特例認定)」を取り消し、施工の中止を命じるのかどうかを明らかにするよう求めたものです。 以下に、回答書の全文を掲載いたします。
回答書の仕様体裁は、10月14日付のものClick!とまったく同様です。内容は抽象的な記述に終始しており、新宿区としてのなんら具体的な施策や方針を打ち出していません。 「適切に対応していきたい」旨の記載がありますが、どう「適切に対応」してくれるのかを問う具体的な要望書に対して、「適切に対応していきたい」という回答では、なんの意味も持ちえません。お役所の、オウム返し文書の最たるものでしょうか? 「白ヤギさん黒ヤギさん」の歌にある、虚しい手紙のやり取りを想起してしまいました。 しかも、「工事の進捗状況により適切に」ということは、新宿区は「工事の進捗」を見守るだけで、業者に対し前向きで積極的な働きかけをせず、もはや傍観者になるつもりなのか?・・・という疑問さえ感じるようなニュアンスです。きわめて紋切り型かつ官僚主義的な表現で、新宿区民の具体的な「要望」とは大きく乖離しており、今後の新宿区政に重大な危惧さえおぼえます。 |
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