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2回落合の緑を守る勉強会

 

「落合のみどりを守る勉強会」の第2回会合が、地元選出の超党派による全区議会議員、有馬俊郎氏、小野きみこ氏、田中のりひで氏、のずたけし氏、深沢としさだ氏、根本二郎氏(五十音順)の呼びかけで1117()の夜、落合第一地域センターで開かれました。出席者は6議員全員のほか、新宿区からは折戸地区計画課長、内藤地区計画課長補佐、「下落合みどりトラスト基金」をはじめ、「落合の緑とおとめ山の自然を守る会」、「2丁目東急マンション問題」、「ジョリーメゾン跡地問題」の各メンバーなど、下落合で環境保護活動を活発に行っている住民のみなさんです。なお、今回の勉強会には「新宿区新聞」の取材がありました。

森

■みどり保全の地区計画例について

新宿区の折戸地区計画課長からは、地区計画の具体例として、内藤町地区の地区計画が1996(平成8)から2001(平成13)の足かけ5年にわたって論議され、ようやく固まったことの説明と、世田谷区役所時代に経験されたことなどをふまえ、地域住民の熱意が第一であることなどのお話がありました。内藤課長補佐からは、話し合いの課程で、どうしても総論賛成・各論反対という傾向になってしますので、その辺の調整が大変である・・・などのお話がありました。

■下落合の現状報告

つづいて、各メンバーからの活動現状報告がありました。「2丁目東急マンション問題」では、10月の区議会環境建設委員会での陳情採択を受け、かねてから要求していた業者の役員が出席して、実質的な話し合いがようやく始まったこと、「ジョリーメゾン跡地問題」ではほとんど動きがないこと、「オリンピック横マンション」は完成したがまったく入居する気配がないこと・・・などが報告されました。

「下落合みどりトラスト基金」からは、10月の説明会延期のあと動きがなく、業者としても裁判の行方を見ているのではないか・・・との予測を報告しました。また、下落合という地域性に合致した地域計画として、賛否両論はあるが建ぺい率など抜本的改革が必要との意見が出ました。

また、今回の屋敷森保存活動を通じての経験や、中野区の事例Click!を踏まえ、マンション建築に際しては、現状の法律や条例の解釈を拡大・緩和して認定してしまっている建築課をはじめとする行政の体制を、建築基準法第一条にある通り、少しでも基準に満たなければ認めないようにしていただくことを地区計画課へお願いしました。さらに、組織が縦割りで細分化され、総合的な判断ができないことにも触れて改善を依頼しました。出席議員からも、建築確認を民間に委託したことが問題で、これを元のように区のみで行えるしくみに戻すべきとの意見が出ました。

屋敷

また、「落合の緑とおとめ山の自然を守る会」メンバーから、おとめ山の北にある財務省官舎が2008(平成20)頃までに整理され、土地が売られる可能性があるとの情報がもたらされ、早めに手を打たなければならないことで全員一致しました。その方法として「旧遠藤邸」の建築自体を守れなかったことの反省から、落合にある貴重な建築文化遺産や屋敷森などを住民同士で確認し合い、区に報告する体制作りを進めることにしました。そして、深沢議員からは、四谷の隠れた名所巡りの巡回バスの報告があり、下落合でも参考になるかもしれないとの提案がなされました。

■第3回落合の緑を守る勉強会(参加自由)

以上のような話し合いをベースに、まず手はじめとして1211日(日)に「第3回落合の緑を守る勉強会」を目白近衛町から財務省官舎、中村彝(つね)アトリエなどを見学する“野外編”として計画いたしました。一般の方でも、自由に参加いただけます。

 

●第3回落合の緑を守る勉強会

日 時:1211日(日)  1300

場 所:13時に目白駅交番前付近集合ののち散策

その他:一般参加自由

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