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開発業者ブレンディが不動産情報サイトから業者排除という報道

 

  たぬきの森周辺では、違法建築を解体する工事の影響からか、ここしばらく、たぬきの姿が見られなくなっているようです。おそらく騒音に驚いて、西側の野鳥の森公園から薬王院の森へ、あるいは東側のおとめ山公園側へと一時避難しているのではないかとみられます。

  ところで、たぬきの森の違法建築を解体し、改めて開発を計画をしている株式会社ブレンディ(新宿区西新宿7丁目)が、アットホームやCHINTAI、ホームズ、スーモ、マイナビ賃貸など5つの主要な「不動産情報サイト」から業者排除された模様です。これは不動産業界の自主規制団体「首都圏不動産公正取引協議会」が、昨年(2016)に実施した調査にもとづくもので、すでに契約済みの架空の賃貸物件情報をインターネットに掲載して、客を引きつける「おとり広告」業者を排除する目的で実施されました。朝日新聞の報道によれば、「ブレンディが計9件の違反広告を行ったとして違約金80万円を科し、悪質性が高いとして社名も公表」したとされています。

  「下落合みどりトラスト基金」には、ブレンディの担当者が地域に合った建築計画をすると話していましたが、一方で不動産公正取引協議会から、「悪質性が高い」というような指摘を受ける業務を行なっているようで、大手の不動産情報サイトから業者排除されるなど、たぬきの森の地元では、その企業姿勢やコンプライアンス感覚に疑問が出はじめています。

  朝日新聞の報道(2016年11月15日)Click!を見るかぎり、少なくとも株式会社ブレンディClick!は誠実な業者とは言いがたく、建築計画に盛り込まれているといわれる「2方向避難」での拡張計画についても、地元住民のみなさんをなんらかの方便で欺く可能性があるように思われます。改めて「トラスト基金」では、周辺住民のみなさんや新宿区の関連部局は計画の推移を注視し、きわめて慎重に対応すべきではないかと考えます。

「朝日新聞」20161115(39)

 

 

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