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新緑が薫る“たぬきの森”とグリーンベルト

 

  たぬきの森とその周辺域では、新緑が薫る気持ちのいい初夏を迎えています。下落合の御留山(おとめ山公園)から野鳥の森公園、そして薬王院の森へとつづく目白崖線のグリーンベルトでは、新緑をわたる爽やかな風があちこちで吹き抜けています。

  「下落合みどりトラス基金」が緑地公園化を求めているたぬきの森は、おとめ山公園と野鳥の森公園の中間に位置し、かろうじて落合地域の斜面に残る緑地同士をつなぎ、グリーンベルトを形成する重要なポイントとなっています。たぬきの森に建設され、工事中のまま放置された違法建築の残骸撤去をめぐり、「トラスト基金」では新宿区へ働きかけていますが、建設業者と新宿区との間で膠着状態がつづいており、なかなか前に進みません。

  現在、新宿区長あての署名活動は休止していますが、「トラスト基金」では緑地公園化をあきらめたわけではありません。新宿区の動きや、それに対する業者の動向を踏まえつつ、たぬきの森の緑地公園化を求めて、今後とも新宿区へは積極的に働きかけていく予定です。

  新宿区では、前・中山区長時代に「七つの都市の森」構想を起ち上げ、目白崖線沿いに残る「みどりの保全」エリアとして、落合地域の丘陵地全体を指定しています。「トラスト基金」では同構想に賛同し、たぬきの森は残された緑地と緑地をつなぎ落合のグリーンベルトを形成する、きわめて重要な一画だと捉えています。

  今後とも「トラスト基金」では、たぬきの森の緑地公園化へ向け、新宿区へ働きかけていく予定です。どうぞ、みなさまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

写真は御留山(新宿区立おとめ山公園)の新緑。

 

 

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