下落合みどりトラスト基金からのお知らせ
2015年2月10日
下落合みどりトラスト基金
代表 栗林 義信
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、第]期決算を終えました。
基金、運営資金の残高は裏面の収支計算書の通り、ご報告申し上げます。
<誰も予想しなかったこの10年>
2004年10月、下落合4丁目の通称「たぬきの森」へ建設業者が「重層長屋」(実質マンション)の建築を計画して以来、この問題は去年で10年を超えました。「第]期」の決算を行うなど当初、誰も予想しなかったことです。また、2009年12月17日付けの最高裁判決で、住民側の全面勝訴が確定し、建設工事が完全にストップしてからも既に5年を超えました。
<節目の年の重大な動き>
上記のように昨年は10年という節目の年でしたが、2010年9月に建設業者が新宿区に対して提訴した損害賠償請求の裁判に大きな動きがありました。2月に東京地方裁判所の判決で新宿区が勝訴し、続いて高等裁判所でも9月に新宿区勝訴の判決が言い渡されました。建設業者側は最高裁へ上告せず、たぬきの森に違法建築を建てようとした違法行為、ならびに建築途上で放置されている違法建築物は、すべて業者側の責任であるということに帰結しました。
今後、違法建築の撤去は業者側の全責任で実行しなければならず、新宿区としても以前と同様に撤去の指導、勧告をつづけていくと思われます。
<下落合みどりトラスト基金の方針>
「新宿区と協力して、この土地を公園化する」という我々の方針は一貫しています。
今後とも、当初の活動方針のとおり、中山弘子前新宿区長が約束した@違法建築の撤去、A当基金への寄付金を合わせた適正価格での土地購入、B新宿区のグリーンベルト保全・回復事業に沿った緑地公園化・・・の3つの目標をめざし、新しい区長の元、新体制となった新宿区へ再度の確認・働きかけを行い、引きつづき活動をつづけていきたいと考えています。争い(裁判)が終了したのですから、業者、新宿区ともに早急に話し合って、違法建築を撤去し、緑を復活して、すばらしい下落合の環境を取り戻すことを「下落合みどりトラスト基金」は強く訴え続けていきます。
最初にも触れましたが、我々の運動も10年を超えました。ここまで続けて来られたのも偏に皆様のご支援の賜物でございます。今後とも変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。
<お願い>
希望者には理由の如何を問わずいつでも寄付金をご返却いたします。遠慮なくお申し出下さい。
我々のホームページをご覧になっている方で、今後のさまざまな郵送によるお知らせにつきまして、「ホームページを見ているので郵送不要」という方は、どの様な方法でも結構ですからご一報ください。 郵送費や印刷費など、活動資金の節減にご協力いただければ幸いです。
連絡方法●携帯電話:080-6508-6107(昨年1月に番号が変わりましたのでご注意ください)
●メールアドレス:shimoochiai.mt@wood.dti2.ne.jp
●郵送:封筒をご覧ください
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