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速報・義務づけ訴訟は住民側が敗訴。

 

“たぬきの森”に建つ工事が中断したままの違法建築に対し、周辺住民のみなさんが安全性の確保を目的に違法建築物のすみやかな撤去を求めた義務づけ訴訟Click!の判決が、921日に東京地方裁判所でありました。

東京地裁の判決は、「本件各訴えを、いずれも却下する」ということで原告(住民側)敗訴の結果となりました。周辺住民が主張した、「違法建築物を、そのままの状態で野ざらしにするのは危険なので除去してほしい」という訴えは、まったく顧みられませんでした。

さまざまな理由から「現状のままでも十分安全である」と、違法建築物の「安全性」を強調するかのような被告(新宿区)の主張を、裁判所が丸のみにしたような判決です。業者が明らかに違法な建築物を建て、最高裁により「危険なので建築確認を取り消す」という判決が出ているにもかかわらず、それでも工事を中断し放置された建築物は「安全」だと主張する、筋の通らない不可解な“論理”が通ってしまったことになります。

また、判決では放置された違法建築物が、違法状態をそのまま“たぬきの森”で継続していることには、いっさい言及されていません。この判決を受け、周辺住民のみなさんは当然控訴するものと思われます。判決の詳細は、改めて詳しくこちらでご報告します。

 

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