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危険放置で再び春を迎えた「たぬきの森」

今年も桜の季節が到来し、そしてあわただしく通りすぎていきました。最高裁判所の判決から2年が経過した違法建築物は、まったく手つかずのまま無惨な姿をさらしたままです。

建設業者が安全認定、建築確認を行った新宿区を相手どって起こした裁判Click!、そして近隣住民のみなさんが危険な違法建築物を放置している新宿区に対し起こした義務づけ訴訟Click!は、遅々として進展せずいまだ判決が出ていません。

たぬきの森の周辺は、そのような訴訟沙汰にはまったくおかまいなく、さらに樹木が成長をつづけ、いまや違法建築の残骸をみどりで取り囲もうとしています。建設業者が起こした裁判のようなケーススタディでは、裁判所の和解勧告による示談が成立するのが通例ですが、業者側が当初からリスクを覚悟で開発していると“妄言”していた関係からか、新宿区に対して26億円という法外な損害賠償を請求しているためか、まったく進展がみられないようです。

新宿区のみならず、新宿消防署の責任問題Click!を含め、社会的な影響も大きく危険性の高い案件ですので、1日でも早い判決と解決へ向けた道筋の提示が待たれます。

 

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