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“たぬきの森”近くで延焼火災の惨事が発生

 116()の早朝、たぬきの森の近所で火事が起き、周辺の住宅4棟を巻き込む延焼火災が発生してしまいました。この火災でアパート1棟が全焼し、周辺の住宅4棟が巻き込まれ、住民の方1名が焼死しています。

 空気がカラカラに乾燥していますので、火災が起きるとあっという間に燃え広がり、火元のみならず周辺の家々を巻き込んだ大惨事になることが、違法建築が工事中のまま放置された、たぬきの森の眼前で起きてしまいました。

 これがもし、たぬきの森で起きていたとすると、消防車や緊急車両がスムーズに出入りできない場所ですので、より消火活動に手間どり、火災がさらに拡がって大惨事を引き起こす可能性がきわめて高いことは言うまでもありません。その人命にかかわる重大な懸念や恐怖を、先日起きた近くの火事がまざまざと「実証」しています。

 建築基準法に明らかに違反した違法建築を建て、住民説明会では違法判決が出たら「解体する」と明言していたにもかかわらず、まったく知らん顔で違法建築を無責任に放置したままの新日本建設株式会社、また違法判決が出ても危険な違法建築についてはなんの施策もとらない、区民を危険な状態へ置き去りにしている新宿区は、この火災を知っているのでしょうか?

 住民の生命や財産が、何年間も危険にさらされていることを一顧だにしない新宿区と新日本建設は、たぬきの森の眼前で起きた火災をどのように見ているものか、ぜひ悠長な「訴訟合戦」をしている担当責任者に訊いてみたいものです。

 なにかがあってからでは、すでに手遅れなのです。いま目の前にある、人命にかかわる重大な危機を取り除くことが、責任ある当り前の行政(新宿区)の役割かつ使命であり、建設会社(新日本建設)のまともな社会的責任の果たし方だということです。たぬきの森近くで起きた、今回の悲惨な死亡火災を契機に、両者とも少しは反省してください。

 

 

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