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業者の土地購入額は86,000万円と判明

 2004(平成16)12月の、新宿区建築課の「特例認定(安全認定)」直後に、“たぬきの森”の建設業者である新日本建設が、土地を86,000万円で購入していたという情報が、「下落合みどりトラスト基金」事務局に寄せられました。これは、昨年3月に裁判資料として敷地の「売買契約書」が提出されたために判明したもので、最高裁判所に閲覧申請すればどなたでも内容を確認することができます。(ただしコピー不可となっています)

 新宿区が公園化予算として用意した54,000万円と、「トラスト基金」に寄せられた金額の23,504万円の合計は77,504万円。その差額は8,496万円となり、当時の「トラスト基金」には大口のご寄付が相次いでいたため、購入額に達する、あるいはそれを上まわる不可能もあったのではないかと想定できます。

 業者は、86,000万円で敷地を購入しておきながら、そのすぐあとに、“たぬきの森”の譲渡価格を新宿区へ提示する際は、“利ザヤ”を稼ぐために2億円もの上積みを行い、あたかもバブル期を想起させるような暴利追求=「土地転がし」をしようとしていたことになります。徐々に新日本建設が行ってきた「事業」の中身が明らかになってきていますが、この問題の詳細は後日、改めてこちらに掲載いたします。

 

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