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“たぬきの森”事例を雑誌がつぎつぎに紹介

 

 “たぬきの森”の最高裁判決後、さまざまな分野の雑誌がケーススタディとして同問題を取り上げ始めています。その一部を、以下にご紹介しましょう。

 

■『Financial JAPAN』で紹介

 金融経済誌『Financial JAPAN』の2010年3月号Click!では、「たぬきの森の災難」と題してこの問題が取り上げられています。本誌では、中庸的な立場を取りながらも経済誌という観点から、新宿区が下した「特例認定(安全認定)」の問題点を指摘し、業者は「被害者」であるとのスタンスで記事が書かれています。また、「下落合みどりトラスト基金」についても記事上で言及されています。最高裁の判決は、経済界へもインパクトをもたらした「事件」として認識されているようです。今後とも、経済分野からの反応を記事にした誌紙の刊行がつづきそうです。

 

■『日経アーキテクチャア』にトップニュースで掲載

 建築専門誌『日経アーキテクチャア』の2010 年1月25日号 Click!にも、“たぬきの森”問題が大きく掲載されています。本誌は主に建築家向けの日経系専門誌で、「建設中集合住宅の確認取り消しが確定」との見出しで、トップニュースとして伝えられています。「下落合みどりトラスト基金」や、下落合のグリーンベルト保存などの問題にはまったく触れず、建築家や建設業界からの視点により、これまでの経緯や違法性を詳しく解説し、最後に弁護士のコメントが紹介され、「強引な計画は控訴で取り消されることがあることを、事業主も建設設計者も認識する必要がある」と結んでいます。建築家はもちろん、建設業の分野全体にも大きな影響を与えていることがわかる内容となっています。

 

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