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『タヌキたちのびっくり東京生活』のご紹介

 

 以前、下落合の“たぬきの森”を取材いただきました宮本拓海様が、技術評論社より本を出版されました。宮本拓海・しおやてるこ・NPO都市動物研究会共著による『タヌキたちのびっくり東京生活』(2008)です。取材に協力いたしました「下落合みどりトラスト基金」へ同書を贈呈いただきましたので、こちらでもご紹介いたします。

 本書は、東京23区内に1,000頭は棲息するといわれている都会たぬきたちを、長期間にわたり全的に調査した貴重な記録です。たぬきに関する基本的な知識から、都内の分布状況、実際の観察記録、都会たぬきの生態、たぬきと人間との共存に関する課題など、たぬきについてわかりやすく具体的に解説しています。

 しかも、専門的な内容にはならず、ユーモラスなイラストやマンガなどをまじえながら、都会たぬきの生息状況が誰にでも理解できるよう、簡潔かつ的確にレポートされています。近くでたぬきを見かけた方や、どうも近所にイヌ・ネコじゃない大きな動物がいる・・・というような経験をされた方、ぜひ本書を読んでみてください。たぬき以外にも、都会に住むいろいろな野生動物(野良ネコ含む)が紹介されていて、東京の1家に1冊「野生動物とのつき合い方」ガイドのような趣きで、とても面白くためになる内容となっています。

 お近くの書店に置いてない場合は、ネットのAmazonでスムーズに購入できます。

 http://www.amazon.co.jp/dp/4774135259/

 

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