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たぬきの森から謹賀新年2008

 

みなさま、明けましておめでとうございます。

 

 たぬきの森をめぐる今年の動きは、高裁までいった裁判で実質「勝訴」をしながら、“原告不適格”として訴えを棄却された訴訟について、原告主体を変え周辺住民のみなさんが改めて起こされている訴訟のゆくえが、もっとも大きなテーマといえるでしょう。

 

 過去の判例を重視する裁判所の倣いを前提とすれば、たぬきの森への「重層長屋」建築は、建築基準法をはじめさまざまな法規や新宿区の条例などに違反する、「違法建築」であるとの判決が下りる可能性が、おそらく「原告適格」となった今回の裁判では非常に高いものと思われます。このところ、東京各地で違法建築の判決が相次いでいる中、くだんの「重層長屋」が違法となった場合、業者はただちにすべての工事を中止しなければならなくなります。

 

 また、国土交通省へと持ちこまれている建築審査についても、今年はある程度の動きが期待できるかもしれません。本年も引きつづき、「下落合みどりトラスト基金」へのご支援・ご協力を、なにとぞよろしくお願い申し上げるしだいです。

 

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