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南崖面が東京都の土砂災害危険地に指定

 

  東京都河川部が、都内に存在する3,718箇所にもおよぶ「土砂災害危険箇所」を発表していますが、たぬきの森の南側崖線がその危険箇所指定を受けていることがわかりました。危険箇所番号「104A1-002」として認定され、危険マップにも赤い要注意エリアとして記載されています。

 

  土砂災害は、大きく「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」の3つに分類されます。このなかで、たぬきの森南側の「104A1-002」区画は、がけ崩れをともなう「急傾斜地崩壊危険箇所」として指定されたものと思われます。しかし、業者はこの斜面に生えていた樹木の多くを伐採し、「重層長屋」(実質マンション)の建設工事を強行していますので、当然、地すべりの可能性もある箇所として、危険性が飛躍的に高まっているものと思われます。

  いまのような梅雨の時期や台風シーズンなど、大雨が予想される季節を迎えている現在、住民の「危い」という声を無視して工事を進めようとする業者は、この危険性の現実をどこまで認識しているのでしょうか? 万が一、この南面の崖が崩落することにでもなれば、その下に建っている家々に大きな被害をもたらすことは目に見えています。

 

  少なくとも、大雨が予想される時期は工事を中止し、崩落災害が起きないよう万全の注意を払い、東京都のサイトでも言及されているように、周辺の家々にも注意をうながす(大雨時の避難対策等)のが、まともな建設会社の責務であり常識ではないかと考えます。

 

●東京都河川部計画課「土砂災害にそなえるために」

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasen/map/dosha.html

●土砂災害危険箇所マップ

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasen/map/SakuinALL.html

南西面崖地

 

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