トップページ

“たぬきの森”界隈の桜が今年も満開に

 

  “たぬきの森”の「重層長屋」計画が明らかになってから、3回目の春を迎えました。今年も、たぬきの森の周囲に残る桜の木々は花開き、見事な満開時期を迎えています。一昨年、旧・E邸と満開の桜の様子はテレビ朝日で放映され、現在も貴重な資料映像として残っています。

2005(平成17)4月撮影

  昨年は、旧・E邸跡を囲むように残っていた4本の桜が見事でしたが、その後、無惨にも伐採されてしまいました。その満開の様子は、NHKや日本テレビなどにより全国放映されましたので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。建設計画で伐採が予定されている、残りの桜1本は崖地の斜面に生えているため、業者は崖の崩落を恐れ現在でも手がつけられない状況です。

  新宿区建築課が独断で行ったずさんな特例認定や、その後の情報隠蔽などのため、周辺住民の方々による審査請求や訴訟などが相次ぎ、計画から3年近くたった現在でも「重層長屋」の建設は始まっていません。もし、このまま建設が中止にでもなれば、桜はもちろん敷地内に存在した大小の樹木多数は、まったく意味もなく伐採されたことになります。森が消滅し、残されるのは赤土がむき出しの地面だけ…、なんと愚かなことでしょう。

 

Copyright © 2005-2007 Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.