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柿の実が落ちはじめた“たぬきの森”

 

 きょうも、秋らしい風情の“たぬきの森”風景をおとどけします。伐採されてしまった旧・屋敷森の周囲には、たくさんの柿の木があります。その木々になった柿の実が、そろそろ熟れて落ちはじめました。重層長屋の建設予定敷地にも、いくつもの柿の実が落ちています。それを目当てに、たぬきたちは周囲の森と建設予定地とを自由に往来しています。

 先日、下落合と同様に目白崖線がつづく中井2丁目の五ノ坂で、たぬきが目撃されました。五ノ坂を歩いていた人を、たぬきが走ってうしろから追い抜いていったそうです。この目撃情報により、下落合や学習院の森ばかりでなく、中落合や中井2丁目の周辺にも、たぬきの家族が棲息している可能性が高まりました。

 新宿区北部に形成された目白崖線の全域は、昔からたぬきがことさら棲みやすい環境だったのでしょう。たぬきたちの好物である、柿をはじめ実のなる樹木をできるだけ残して、武蔵野の自然を後世に残していきたいものです。

 

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