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みどりの条例違反か? 保存樹木の枝打ち

 

  昨日、突然開始された屋敷森内の作業において、新日本建設株式会社は伐採予定の東の大ケヤキばかりか、新宿区の「みどりの条例」にもとづいて保存(既存樹木を可能な限り保存)するはずだったキンモクセイと、西側の大ケヤキの枝打ちも抜き打ち的に強行されました。ゆたかな葉が繁っていた枝が、無残にも切り取られてしまっています。

  見事な枝葉が繁っていた、貴重な保存予定の樹木までむやみに枝打ちをすることは、新宿区の「みどりの条例」に明らかに抵触することではないのでしょうか。もちろん、同条例に規定されている緑化率の低下にも直結しかねない事態です。保存樹木の枝打ちに気がついた近隣住民の方が、さっそく業者へ抗議をしたそうですが、ほとんどまともな回答は得られませんでした。

  新日本建設株式会社の容赦のない、また意味も理由も説明できない自然破壊がつづいています。いったい業者は、下落合に残る武蔵野原生林をどれだけ伐り、みどりを根こそぎにすれば満足するのでしょうか? 「下落合みどりトラスト基金」では、昨日の中山新宿区長の「担当課には、統合的に判断するよう指示した」とのコメントを受け、担当課である「道とみどりの課」に強く抗議いたします。

 

 

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