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建築史のうえでも貴重な土蔵解体

 

  本日、屋敷森に唯一残っていた建物である、土蔵が解体されました。旧・前田子爵邸の移築と伝えられる母屋とともに、訪れた専門家の方たちが建築史のうえでもたいへん貴重なものだと認定されていたものです。現在では、このような土蔵を造る職人技がないと言われた、新宿区に残る歴史的な建築物のひとつでした。

 

  土蔵は、解体されたあとトラックに積まれ、「廃材」として運び出されていきました。解体工事が開始された、中井2丁目(旧・下落合4丁目)の刑部人邸とともに、歴史的にも建築史的にも貴重な建物が、下落合から急速に消えていくのが残念でなりません。

解体前に目隠し養生された土蔵

 

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