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3/18読売新聞東京版の記事詳報

 

318()付け、読売新聞朝刊(東京版)に掲載された記事を紹介します。いままでのマスコミ報道と異なる点は、「下落合みどりトラスト基金」が主張してきました“みどりの連続性を守る”というテーマが取り上げられていることです。また、これまでの「トラスト基金」活動の経緯や、新宿区の対応、業者側の姿勢、そして周辺住民のみなさんが起こされた訴訟についてなどが、わかりやすく解説されています。

 

  今回の読売新聞記事は、昨年の早い時期より一貫して屋敷森の現場へ記者が足を運び、何度も取材を重ねたもので、通りいっぺんの報道とは異質なものです。(読売新聞で3回目のルポです) わかりやすく、より正確に屋敷森の問題を広く伝えていただいたことで、新宿区に残る数少ないみどりを守るわたしたちにとっても、たいへん意義のある内容となりました。

 

ここにきて、各メディアが頻繁に屋敷森について取り上げるのは、単に“たぬきの森”が珍しいからという理由だけではなく、都内に残る武蔵野原生林の生態系がいかに貴重であるか、景観や住環境、町づくりといったテーマが、当のその町に住んでいる人々と密接に結びついているものであり、そこから大きく乖離した「開発」がいかに貧弱かつ愚かなことであるのかを、マスコミも、そしてその受け手である広い読者層も認知しているからではないかと思います。

 

  323()から樹木伐採を含む準備工事開始という状況下、ぎりぎりの折衝がつづけられていますが、新日本建設()はいまだ屋敷森の購入価格を明らかにしていません。地元のみならず、広範囲の注目を集めている屋敷森の保存へ向け、ぜひ業者側からの歩み寄り案を提示していただきたいと思います。

 

 

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