トップページ

屋敷森の伐採予定がほんの少し延期に

 

  314()に行われた、着工へ向けた整地化の「説明会」で、業者側からスケジュールの延期が告知されました。残存建て物の撤去作業と、屋敷森の樹木伐採は、実質的には323()以降になったとのことです。

 

  延期のおもな理由は、整地化へ向けた大型車両(4tトラック)の通行許可が、いまだ警察署から下りないためで、樹木伐採などに使用する重機類を敷地内へ搬入できないからです。車幅1.7m以内、重量制限2tまでという、細く曲がりくねった道の多い下落合の住宅街、しかもほとんどが通学路に指定されている小路へ、そもそも倍以上の大型車両を進入させようということ自体、道路交通法との兼ね合いからかなりの無理があります。

  本日、16()から屋敷森の周囲へ、「目隠し養生」(工事現場でフェンスなどを設営し、シートなどを張って周囲への影響を防ぐこと)を行うとのことですが、先の説明会では15日からでも作業開始としていましたので、さらにスケジュールが延びたことになります。「説明会」の資料として、業者側から工事会社の代表取締役の印鑑が押された施工要領書と、以前に当サイトへも掲載した搬入路の地図Click!、そして延期された工程表(作業スケジュール表)が配布されました。

 

  施工要領書には、「現場作業員の通勤車両および搬出入車両の通行は午前9時以降からとします」と記載されており、午前9時以前の工事車両の出入りはないということを確認しました。これにより、住民が寝静まっている早朝にやって来て、抜き打ち的に樹木が伐採される怖れは、とりあえず少なくなりました。下落合2丁目の屋敷森伐採では、悪質な業者によるそのような行為があったことが、いまだに界隈で伝えられています。

 

  擁壁の図面については、「新宿区との協議が終わっていないので、まだ提出できない」という回答で、今回の「説明会」でも提示されませんでした。南側の崖地斜面に関する、この擁壁問題Click!がクリアされていないため、1月末に業者が新宿区へ提出した「建築確認」申請が下りないのだということを、業者側も認めました。また、安全空地に関して、「重層長屋」の設計担当者は法律や条例はそれとして「個人的見解」だとしながらも、避難路として考えるなら90cm幅もあれば十分だと言い放ちました。

 

  なお、前回の説明会で「養生してから解体を行う」という業者側の約束が、先週以来、まったく守られなかったことに、周辺住民のみなさんが強く抗議しました。これに対し業者側は謝罪し、今後は(業者側が)約束を守らなかった場合には、ペナルティとして丸1日間、作業を休止するという約束をしました。

 

 

Copyright © 2005-2006 Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.