トップページ

「ニュースプラス1」で屋敷森を詳細報道

 

  2月以来、屋敷森をめぐるマスコミの取材が活発化しています。32()「ニュースプラス1」(日本テレビ)Click!の全国ネット枠では、「下落合トラスト基金」の活動と、新宿区の屋敷森に対する不可解な対応について報道されました。放送の内容は、短縮版ですが「ニュースプラス1」サイトのストリーミングで見ることができます。

 ※ストリーミング画面の、だいたい1330あたりから最後(1817)まで、屋敷森をめぐる報道映像がストリーミングサーバへ登録されています。ただし、ストリーミング用の映像ファイルですので容量が大きく、数日で削除されてしまう可能性があります。

 

  相変わらず話題性からか、都内でも貴重となった屋敷森に残る武蔵野原生林(みどり)のテーマよりも、やはり下落合の“たぬき”からスタートしました。冒頭では、全国から集められた膨大な署名とともに、『平成狸合戦ポンポコ』(宮崎駿・監督)のシーン。たぬきが人間社会へ抵抗するの場面が流れました。番組では、新宿区が認めた「安全認定」の矛盾点に言及し、下落合の住民たちの怒りと新宿区建築課の弁明、都心に残されたたぬきの森保存への思い・・・などが、次々とレポートされました。

  一方、業者はノーコメントを繰り返すばかりで、「トラスト基金」へ全国から寄せられた莫大な寄付金や、新宿区が用意した膨大な買取予算など地域の思いを、まったく一顧だにしない新日本建設への怒りが感じとれる番組展開でした。東証一部上場企業としては、社会や地域、文化、環境への貢献を図るのが現代における企業活動の常識ですが、新日本建設はただ利益追求のみ(説明会で言明しています)で、まったく聞く耳を持たないようです。

 

  「トラスト基金」では、建設会社や開発会社は営利を追求する目的以外に、当然ですが日本の社会や景観を守り、コミュニティや町づくりをできるだけ尊重する使命をも担っていると考えています。しかし、新日本建設はわたしたちが再三再四にわたって要求してきた、代表取締役や役員との面談すら応じようとしない狭量さを、すでに大きく露呈しています。欧米のように、なによりも文化や歴史、自然や町並みを大切にする「文明国日本」になるためにも、ぜひとも新日本建設の金綱一男社長の英断に期待しています。

 

Copyright © 2005-2006 Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.