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工事の大型車両は入れない屋敷森周辺

 

  125日に業者が「建築確認」を申請し、もし万が一その申請が下りてしまった場合、屋敷森の木々はほとんどが伐採され、集合住宅の建設がついに始まってしまいます。周辺住民を気にしてか、今になってクスノキの「移植」などということを業者はいい始めていますが、あれだけの大木を枝や根を伐って「移植」したとしても、うまくいくはずがありません。

 工事が始まってしまいますと、周辺の住宅地や道路などは、クレーン車やコンクリート・ミキサー車、土砂や資材を運ぶトラックなど大型車両の、そのまま通り道と化します。しかし、はたして幅員が4m前後しかなく(電柱を考慮するとさらに狭隘)新宿区の「防災マップ」Click!でも消防車が進入できないと認知されている周辺道路に、これらの重量のある大型車両が入り込めるのでしょうか?

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  上掲の写真は、地図とともに周辺の狭い道路を撮影したものです。これらの道路に大型車両を乗り入れるには、道路交通法にもとづく許可申請が必要となるかと思います。この場合の大型車両とは、次のようなサイズの大型自動車のことです。

車両サイズ

一般的な制限値

車両幅

2.5メートル

車両長

12.0メートル

 

3.8メートル

総重量

20トン

  つまり、マンション建設工事などで登場する大型車両などが、上記の規定にひっかかることになります。ましてや、下落合の住宅地の中を通る狭隘な道を、これら工事の大型車両がそのまますんなり通行できるとは到底思えません。近隣への騒音や震動の被害も発生するかもしれません。道路交通法と大型車両について、さまざまな規制や条件を掲載したサイトClick!も存在しています。

 

  屋敷森周辺の道路が、近くの落合第四小学校や落合中学校による通学路の指定を受けていることからも、さまざまな危険性が考えられます。消防車両さえ進入できない屋敷森周辺の道へ、集合住宅建設のために大型車両が進入できるとは思えません。「下落合みどりトラスト基金」では、道路交通法と車両制限の観点からも、屋敷森の建設計画を注視しています。

 

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