新宿区の環境建設委員会レポート 12月6日(火)の午後2時45分から4時すぎまで、新宿区議会本会議の間をぬって「環境建設委員会」が開かれました。「環境建設委員会」のメンバーは、10月13日に下落合の屋敷森を視察Click!しており、その翌日には、屋敷森をめぐるかなり突っ込んだ審議Click!がなされたことは、以前こちらでもご報告したとおりです。 まず、「下落合みどりトラスト基金」が新宿区議会議長あてに提出した、「建築確認業務の現行制度改善についての陳情」書Click!の審議があり、やりとりのあと継続審議ということに決まりました。当日が、区議会第4回定例会議会の最終日で審議時間にゆとりがなく、同陳情内容が重要案件であるため、たっぷり時間をかけた審議を行いたい・・・とのことです。 特に、陳情書の「要旨1」の内容はきわめてタイムリーであり、区議会本会議でも同じような内容で、東京都や国へ意見書を提出することが決議されたばかりでした。意見書の内容(PDFファイル/17KB)Click!は、すでに新宿区のWebサイトに掲載されています。 新宿区内でも、姉歯建築士が「検査」したワンルームマンションが早稲田(スカイコート西早稲田)にあり、その問題に対する区の対応などに議員の質問が集中しましたが、そのたびに委員長や副委員長が、「陳情の審議」なのだと的確に軌道修正していました。また、都市計画部長の平山様が、東京都防災担当課長だった2004年7月に発表された文章も引用され、以前から行政サイドでも民間確認検査機関について問題視されてきたことが、改めて確認されました。(■資料参照) また、「要旨2」についての議員の質問に対し、建築課長が「広い問題については各部署で総合的な判断をしているが、確認業務については法律に則って下ろさざるをえない」と、相変わらずの素っ気ない答弁に終始しました。これに対し、久保委員長からは「陳情者の気持ちを汲んだ答弁とは、到底思えない」という叱責の言葉まで飛び出し、「区議会休会中にじっくりと考えていただくためにも、継続審議にしましょう」という結論になりました。 ■資料(「建築防災」2004年7月−防災随想より)
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