視察後に開かれた環境建設委員会レポート 10月14日(金)午前10時より、新宿区議会において環境建設委員会が開かれました。その結果、「下落合みどりトラスト基金」が保存を求める屋敷森についての陳情は、「継続審議」ということになりました。「継続審議」の理由は、周辺住民が新宿区長を被告として裁判で係争中の案件について、簡単に結論は出せないということのようです。 環境建設委員会の採択は、全員一致を前提としているようですので、「継続審議」はしかたがないのかもしれません。ただし、14日の委員会では、環境建設委員(区議会議員)のみなさんによる、新宿区の建築課や計画課などを相手に、かなり突っ込んだ質疑応答が行われました。以下、委員会で行われたやり取りの一部です。 委員・・・環境建設委員会のみなさん(区議会議員)
このほか、建築審査会が周辺住民の訴えを“門前払い”したことについて、委員がその理由を改めて質問したのに対し、新宿区側は裁決書の内容をそのまま読み上げるような、要領を得ず誠意のない答弁をしていました。 委員会を傍聴した感触では、全体的に新宿区側が屋敷森の件では、かなり苦慮していることがうかがわれました。委員会の結論は「継続審議」ですが、環境建設委員会のみなさんが区側に対して、かなり鋭い質問や強い要求を出されてましたので、新宿区としてもことここにいたり、なんらかの打開策を打ち出さざるをえない状況に立たされたのではないかと思われます。 「下落合みどりトラスト基金」では、引きつづき新宿区の動きに注目するとともに、10月30日着工を言明している業者に対しても、警戒の目を向けていきたいと考えています。 |
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