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業者がボーリング調査を開始した模様

 

台風11号の影響で遅れていたらしい業者によるボーリング調査が、ついに旧・遠藤邸の屋敷森で始まった模様です。ボーリングによる試掘場所は、解体された屋敷跡の南側、崖淵に近い場所で行われているようです。同時に、新宿区教育委員会による、埋蔵文化財の試掘調査も開始されるものと思われます。

 

最近、この界隈で同様の事例は、「上落合二丁目遺跡」のケーススタディが挙げられます。上落合2丁目の一画にマンションを建設しようとしたところ、新宿区による文化財の試掘調査で遺跡が発見され、以降、本格的な遺跡調査団による発掘作業により、かなりの長期間にわたりマンション建設がストップした経緯があります。

 

もし、屋敷森で同様の遺物が発見されれば、長屋式の集合住宅の建設が年単位でストップすることになり、そのぶん時間的な余裕が生まれ、保存・公園化へのチャンスが拡がることにもつながります。「下落合みどりトラスト基金」では、新宿区の試掘調査に注目しています。

台風後に始まったと思われるボーリング調査の模様。

屋敷跡の近影。蔵のみがポツンと残されている。

 

 

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