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1回「落合のみどりを守る勉強会」報告

 

「落合のみどりを守る勉強会」の第1回勉強会が、超党派の区議会議員6(全会派)の呼びかけで89()の夜、落合第一地域センターで開かれました。出席者は地元選出の6議員のほか、新宿区からは折戸地区計画課長、「下落合みどりトラスト基金」メンバーをはじめ、「近衛町・おとめ山公園愛護会」メンバー、「2丁目東急マンション反対グループ」メンバーなど、下落合で環境保護活動を活発に行っている住民のみなさんです。

 

開会の挨拶と勉強会の趣旨説明につづき、出席者の自己紹介が行われました。次に、新宿区の折戸地区計画課長からは、地区計画についての説明が行われ、つづいて牛込柳町の「まちづくりの会」の活動を紹介するビデオが上映されました。その後、自然保護や環境保全をめぐって、活発な議論や意見交換がなされました。主な議論や意見交換は、以下のようなものでした。

 

住 民

新宿区は、公園を増やす計画があるのか?

地区計画課長

ある。ただし、事業決定は予算しだいということだ。優先順位があるし、区の財政も苦しい。

区 議

民間の緑地を区が買い上げて保存するために、6月の議会で「みどりの基金条例」を改正し10億円を積み立てることにした。

住 民

建築基準法は、ただのザル法ではないか?

地区計画課長

建築確認とは、建築基準法などの法律に合っているかを確認すること。許可とは違う。許可をしたり、不許可にする権限は区役所にはない。

住 民

審査請求に対する、責任回避の区側の対応にはたいへん不満をおぼえる。訴訟も考慮中だ。

住 民

すでに、落合のみどりは破壊されつつある。これ以上の破壊からみどりを守るための、行政側からの具体的なアドバイスが欲しい。

区 議

東急建設社長に、長い手紙が出ている。81日の説明会における住民の反発は、東急建設にとっては大きなショックだったと認めてる。

区 議

紛争解決担当の区職員は、わずか2人しかいない。処理能力が不足している。格上げが必要だ。

区 議

区長宛ての陳情書については、区議会宛てにも出すべきだ。新宿区議会としても対応する。

住 民

新宿区のみどりの現状確認には、カラーの航空写真が必要だ。地区別に分割したマップを有料で配布してほしい。

住 民

新宿区は、右の手がやっていることを左の手が知らない。都市計画、道とみどり、建築審査の各課の同時的な協同審査を経て、初めて許可が下りるシステムを作ってほしい。

住 民

建築確認申請および検査業務を、新宿区の代行として民間業者に行なわせているのは不明朗だ。疑問の多い制度だと思う。

 

今後とも、同様の「勉強会」を継続して開催することを確認し、散会となりました。

 

 

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