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子連れたぬきの別家族が出現

 

「下落合みどりトラスト基金」が保存・公園化を求めている屋敷森の近くで、子だぬきが2匹生まれたことは、これまでに何度かこちらでも報告してきました。屋敷森を行き来するたぬき一家ということで、写真やビデオなどにも多く撮られ、いまや周辺住民のみなさんからとても親しまれる存在となっています。

 

ところが先日、まったく別のたぬき一家が、屋敷森の周辺へ出没するようになりました。やはり、2匹の子だぬきを連れているようです。目撃された方によりますと、最初はいつも見かけるたぬきの親子だと思って観察していたそうですが、どうも様子が違うことに気づきました。親だぬきの顔が、いつも見慣れているたぬき一家のものとは、まったく違っていたそうです。

(▲いつも目撃されているたぬきの親子)

たぬきはみんな同じ顔に見えますが、見慣れてくるとずいぶん毛色や表情が違うことに気づきます。注意してみると、この4匹のたぬきの親子は、今まで見たことがない家族だということがわかったそうです。屋敷森の周囲に、もう1家族のたぬきがひっそりと棲みついていたのです。そしてこの春、同様に2匹の赤ちゃんを産んでいたようです。

 

都会では、1家族のたぬきのテリトリーは自然のものよりもかなり狭いというお話を、専門家の方からうかがいましたが、今回の目撃情報を踏まえますと、ほとんど8匹のたぬきが“隣り同士”で棲息していることになります。見方を変えますと、もし屋敷森が破壊されることになれば、この2家族8匹とも同時に棲息できなくなってしまう可能性が高いということになります。

 

別家族の子連れたぬき撮影に成功しましたら、またこちらでご紹介いたします。

 

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