トップページ

新宿区助役と「トラスト基金」が会談

 

本日(726)の午前8時より、「下落合みどりトラスト基金」は新宿区役所において、新宿区助役の永木秀人様と短時間でしたが会談を行いました。台風緊急対策会議の直前でお忙しいなか、屋敷森の保存をめぐる動きや現状など、お話をうかがいました。以下が、会談の模様をQ&A形式にまとめたものです。

署名5,000名、寄付金額23,500万円近くにのぼる「下落合みどりトラスト基金」の活動は、他に類例を見ないほど大きなものだと考えています。これについて、新宿区はどのように評価していますか?

みなさまの活動は区長をはじめ、たいへん高く評価しています。みなさまの活動が区に与えた影響は大きく、かけがえのない環境を維持するためのさまざまな方策の参考になっています。これからの施策の糧となり、より良い新宿区になるよう関係課の改善を行っています。

「下落合みどりトラスト基金」の具体的な要望に対し、新宿区としてはどのような行動をとっていただいていますか?

新宿区では、土地を54,000万円と適正な評価をし、「トラスト基金」の寄付金額と合わせた額での譲渡を、これまで業者(新日本建設)へ何度も申し入れています。しかし、現在のところ良い回答は得られていません。

新宿区の認定処分に対し、屋敷森の周辺住民より出された「審査請求」は門前払いになりました。これを受けて、周辺住民は提訴を考えているようですが、いかがお考えでしょうか?

結果を見守りたいと思います。

区側より初めて54,000万円の支出を実際に想定している旨、お話が聞けたことは大きな収穫でした。「トラスト基金」では、区民のみどりや環境への意識がきわめて高いにもかかわらず、個人からの浄財や企業の善意が環境保全に、すぐにも直結していかない歯がゆさを感じていました。新宿区には、これら住民の行動をすぐにも有効化できるよう、スムーズな仕組みの整備を改めてお願いしました。

 

今後も、「下落合みどりトラスト基金」の活動継続をお伝えし、本日のような会談をまた設定していただけることの確認をいただきました。新宿区とは、さらに詳細な話し合いを重ねていきたいと考えています。

 

 

Copyright © 2005 Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.