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下落合の動物たち<カルガモ>

 

「下落合みどりトラスト基金」が保存運動をしている、屋敷森界隈のたぬき一家ばかりでなく、ちょうどいまの季節、下落合のグリーンベルトに寄り沿うように、子育てをしている動物家族がたくさんいます。水辺に棲むカルガモ一家も、いまや子育ての真っ最中。おとめ山公園の弁天池をはじめ、周囲の公園にある池やプール、さらに神田川や妙正寺川などでも、子育て中のカモを見ることができます。

 

この写真のカルガモ一家は、おとめ山公園にほど近いプールで子供を育てています。おとめ山公園には、すでに他のカルガモ家族がいるためか、またはカラスや野良猫に狙われるリスクを少なくするためか、あえて人間がたくさん出入りする場所を選んだのかもしれません。明日がプール開きなのだそうですが、「どうしましょうね〜」と管理人さんは悩んでいます。

左の写真は、1999(平成11)122日の朝日新聞に掲載された、下落合の住宅街を写した写真です。おとめ山公園の周辺には、このような標識が設置されることがあります。濃いみどりが残り、昔ながらの自然の生態系が息づく新宿区の北部ならではの風景です。

左はカルガモ標識ですが、旧・遠藤邸の屋敷森や野鳥の森公園の周辺には、「たぬき横断注意」の標識が必要かもしれません。最近、夜になると屋敷森周辺で犬が吠えているのをよく耳にします。きっと、たぬきたちが活動しているのでしょう。クルマには、気をつけてほしいものです。ぜひ、武蔵野の森をそのまま残し、かけがえのない動植物たちの生態系とともに、次世代まで永く残して生きたい・・・、「下落合みどりトラスト基金」ではそう考えています。

 

 

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