トップページ

屋敷の解体作業を終了の模様

 

旧・遠藤邸の解体作業は、すべての工程を終了した模様です。本日、午前930分、解体作業員はそろって3台のクルマに分乗し、作業現場を離れました。母屋や茶室は、地面に痕跡を残すだけで跡形もありませんが、土蔵のみが屋敷森の中にポツンと残されている状況です。

屋敷蔵(2月撮影)

これで、新日本建設により屋敷森が伐採されて、いつ更地化されてもおかしくない事態となりました。426日の説明会で、新日本建設は現状のすべての樹木を伐採する予定としていますので、屋敷森の巨木はおそらく1本も残らないものと思われます。住民との話し合いを十分に行わないまま、森の木々を伐採することは「それはあり得ないし、必ず約束する」・・・と、先の説明会(4/28)で明言してはいますが、変化する状況の中ではにわかに信じられません。

32930日にかけ、屋敷森の樹木について電話で新日本建設に問い合わせた方には、「主要な樹木はすべて残し、たぬきの通れる道も考慮する」と、電話口で答えていた経緯がありました。ところが、それからわずか1ヵ月後には、屋敷森の樹木はすべて伐採という方針へ、180度変わってしまっている事実があります。「トラスト基金」では、屋敷森の保存・公園化へ向け、講じられるあらゆる手段を検討中です。今後とも、多くのみなさまのご支援・ご協力を、よろしくお願い申し上げるしだいです。

 

Copyright © 2005 Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.