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屋敷の解体が進む森の近影

 

5月末で終了するはずだった屋敷の解体ですが、現在、母屋の解体をほぼ終えた状態です。引きつづき、茶室の屋根瓦や畳をはがし始めており、解体作業に取りかかりました。蔵の外観はそのままのように見えますが、すでに解体作業に入っているとのことです。一面に、庭木と武蔵野原生林の濃いみどりが茂り、屋敷の様子が見えにくくなっています。

 

当初、屋敷ごと保存・公園化をめざしていたわたしたちにとっては、たいへん皮肉なことですが、屋敷解体・移築作業の大幅な遅れが、そのまま屋敷森の保存の可能性を引きつづき残してくれていることになります。「下落合みどりトラスト基金」では、この間を利用して署名・募金活動のさらなる展開や、新宿区役所その他への継続的な働きかけ、法的な側面からのアプローチなど、さまざまな活動を継続しています。

 

また、「トラスト基金」とは直接関係がありませんが、周辺住民の方々が新宿区役所に提出している再審査請求の審査会が、来たる76日に予定されています。「トラスト基金」では、これら周辺活動への支援も含め、今後とも屋敷森の保存・公園化へ向けて、全力で取り組んでまいります。

 

(母屋の様子)

 

(左手の茶室の様子)

 

 

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