「みどりを活かすアイデア」フォーラムレポート 5月31日(火)の午後7時から、落合第一地域センターにおいて、旧・遠藤邸の屋敷森保存に成功したあとの緑地活用についてアイデアを出し合う、「みどりを活かすアイデア」フォーラムが開催されました。約30名の参加者を集めて、そのままの緑地保存化や公園化など多彩な意見が出され、将来へ向けた下落合の自然を残すさまざまなテーマが話し合われました。 ■開催趣旨 「下落合みどりトラスト基金」の北村副代表より、新宿区は屋敷森を公園化するという前提で予算をつけていること、東京都建築安全条例の特例にもとづく認定についての再審査請求※がなされているが、それ対する審議会の結論がなかなか出ないこと、したがっていまのうちに、屋敷森の保存に成功したあと具体的に森をどう活用するか、「トラスト基金」参加者のみなさんに“将来の夢”を語ってもらうということで、当フォーラムを開催した旨の説明をさせていただきました。
■経過報告 森山会計担当より、最新状況の説明をさせていただきました。まず、当初4月末までに屋敷の解体終了ということでしたが、その後、解体業者は5月末を想定して作業をつづけてきました。しかし、5月31日現在、いまだ3分の1ほどの作業が残っており、少なくともあと半月ほどはかかりそうです。また、新日本建設は、前回の業者の近隣説明会において、いきなり木を伐採することはしないと約束しています。目白御留山デュープレックスが行っている再審査請求の結果によっては、裁判になる可能性もありますので、もしそのような結果になった場合には、「トラスト基金」としてもできうる限り支援していきたいと考えています。以上のことを踏まえて、今後の「トラスト基金」の方針として次の3点を新たに追加・確認することにしました。 @「トラスト基金」に応募いただいているお金の返却期限を、従来は5月31日としていましたが、これを正式に延長させていただきます。公園化の可能性が消滅した時点で、すみやかに返金することとします。※ ※それ以前に返金をご希望の方は、事務局までお申し出ください。 A従来は、「トラスト基金」への募金活動のみを行ってまいりました。しかし、メンバー拠出による運営資金が運動の長期化により底をついていますので、これからは「トラスト基金」運営のための募金活動も、併せて始めさせていただきます。 B万が一、再審査請求の結果により裁判闘争になったとしても、その支援のために「トラスト基金」の募金をつかうことはありません。あくまでも個人ベースで、弁護士費用などを支援する方向で検討いたします。 ■経過報告に関する質疑応答
■公園化が実現したのちの夢やアイデア 新宿区が公園として買い取る場合、土地評価額の5億4,000万円について、土地開発公社の予備費を充てることが確認されています。その場合、現時点での区の条件として・・・ ●公園化すること ●建てられる建物は敷地の2% ・・・という条件があるといわれています。この条件を前提に、買い取りに成功したあかつきの“夢”や、森に対する熱い想いなど、みなさんの多くの声が集れば、新宿区を動かす新たな力になりえるかもしれません。当フォーラムに出席できなかった方々からの、手紙やメールをご紹介させていただいたうえで、出席していただいた方々に方向性を決めていただきました。 (A) なにも造らず、基本的にそのままにしておく。 (B) 区民が利用できる、なんらかの建物を造る。 上記の仮定で、どちらに賛成か挙手をしていただいたところ、ほとんどの方々が(A)を選ばれました。以下、みなさんのご意見の一部をまとめてみました。
以上のように、屋敷森の活用に関する夢や希望が熱く語られるフォーラムとなりました。最後に、「トラスト基金」の今後の方針などについて、参加者のみなさまへできるだけ早めに告知したい旨をお伝えして、閉会となりました。 |
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