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解体作業員の到着をうけて

 

昨日(323)、屋敷の解体・移築作業員の第一陣が到着いたしました。

 

「下落合みどりトラスト基金」では、新日本建設()が提示している売値と新宿区+「トラスト基金」が用意できている金額との間にある3億円の溝を埋めるべく、さまざまな努力を繰り返してまいりましたが、いよいよ家屋解体の準備段階に入ってしまいました。

本日、324日の新宿区議会最終日に、メンバーの撮影した遠藤邸の美しい写真集と、区長への要望書、各専門家の方々からの要望書・請願書を区議会議員の全員にお配りして、最後のお願いをいたします。また近日中に、みなさまから寄せられました貴重な署名と基金目録とを、再度、中山弘子新宿区長に直接お会いしてお渡しする予定です。

 

これだけ膨大な寄付金と署名を集め、歴史的にも建築史的にも貴重な屋敷と、かけがえのない武蔵野の自然が残されている子孫に伝えるべき東京の財産が、いとも簡単に壊されてしまうのは実に残念です。なぜ、これほど高い評価のある遺産を、後世に残していただけないのでしょか?

最後は、新宿区長と区議会の全議員の賛同を得ることが、わたしたちにできる唯一の手段となります。ぜひみなさまも、新宿区長や区議会議員へさまざまな手段で要望・請願をしていただきたいと思います。「トラスト基金」への参加者のみなさんだけでなく、少しでも多くの方々の働きかけが、新宿区の決断をうながす大きな力となりえます。わたしたちも最後まで望みを捨てず、あきらめません。

 

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下の写真は、今朝9時過ぎの屋敷北門の様子です。解体作業員も作業車も見あたりませんが、すでに屋敷内へ宿泊設備を搬入し、数人が泊りこんでいるものと思われます。以前、解体作業を進めるにあたって、作業員を蔵の中で寝泊りさせる・・・という情報が伝わっていました。

 

また、こちらでご紹介しそびれていました、新日本建設()による「建築計画のお知らせ」プレートも、併せて掲載しておきます。

 

 

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