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37日に屋敷の解体強行か?

 

2月下旬に予定されていました、屋敷の門をはじめとする建物の解体作業が、37()より強行されそうな気配となってきました。「下落合みどりトラスト基金」では、邸内に残る建物や庭園の見学・調査会などを設定し、工事の着手をできるだけ延期するように働きかけてまいりましたが、業者のほうでもこれ以上着工を遅らせるとはできない・・・という姿勢です。屋敷森の件はともかく、建物につきましてはそろそろタイムリミットが近づいてきました。

 

現在、「基金」へお寄せいただきました寄付の金額は、約22,300万円ほどになっています。屋敷および屋敷森の価格を、75,000万円(業者買取価格)と想定し、その3分の1を集めるということでスタートした「下落合みどりトラスト基金」ですが、目標額の25,000万円まであと一歩のところにきています。

 

新宿区は「買い取り公園化」の方向で、これまで何度か交渉を重ね努力してくれてはいますが、業者が提示する買い取りの最終価格があまりに非常識で高額だった場合、交渉が決裂する可能性が多分にあります。業者と新宿区との交渉は、34()に予定されており、もしこの交渉がうまくいかなかった場合には、37()に業者は解体着手・・・という段取りのようです。

 

ここにきて動きが急にあわただしくなりましたが、邸内の見学・調査会を実施し、建物および庭園ともにその文化的な価値が非常に高いことが明らかになりつつあり、業者側は早く着工してしまわないとますます解体しにくくなる・・・と判断したのかもしれません。いずれにしましても、34()の新宿区と業者との交渉を、参加者のみなさんとともに注視していきたいと思います。

 

なお、交渉の結果につきましては、できるだけ早く本サイトにてご報告する予定でいます。

 

    

 

 

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