トップページ

「緑化計画書」に掲載の集合住宅図面

 

  1月の中旬に、業者が新宿区へ提出した「緑化計画書」には、屋敷森への建設が予定されている集合住宅の設計概要図が添付されています。これを見ると、現状のほとんどの樹木は伐採され、大きな樹木はケヤキとクスノキの各1本ずつが残されるのみとなっています。しかも、樹齢200年を超える巨大なクスノキを、枝葉を落として集合住宅の北側へと強引に移植するというような、無謀とも言えるべき内容です。

 

  クスノキは、おそらく崖線(バッケ)のもっとも適した水脈の上に植生しており、枝や根を切断して移植することは、そのままクスノキの枯死へと直結しかねません。うがった見方をすれば、これは巨大なクスノキを残さず、消滅させるための移植計画ではないかとさえ思えます。しかも、この移植によって、ケヤキの大木が伐採されることになります。すなわち、建築計画に支障のあるケヤキやクスノキの双方を、「移植」という名のもとに“整理”してしまおうと考えてしまうのは、はたしてうがちすぎでしょうか?

 

      説明: 建物配置図建物配置図 拡大Click!

      説明: 建物概要図建物概要図 拡大Click!

      説明: 建物外観図建物外観図 拡大Click!

      説明: 建物平面図建物平面図(地下/1) 拡大Click!

      説明: 周辺緑化図周辺緑化図 拡大Click!

 

Copyright © Shimoochiai Midori Trust. All rights reserved.