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「下落合みどりトラスト基金」とは?

新宿区は開発の波の中で、急速にみどりが失われました。その中でもわずかに落合地域だけは、みどりが残されています。おとめ山、野鳥の森公園、薬王院に連なる一帯は、新宿区が誇る美しい自然景観です。しかし今、その景観の一部が、失われようとしています。樹齢200年の楠、タヌキや猛禽類のツミなど野鳥がいまだに棲む自然豊かな庭園、570坪が取り壊され、30戸の長屋式住宅が建てられようとしています。

私たちは、おとめ山や野鳥の森公園を残した先人たちの努力に想いを馳せ、このみどりを残すために、昨年11月から、いろいろな手だてを試みました。しかし、残された唯一の手段は、区に買い取っていただくことしかないところまで追い詰められました。残念ながら、区は「財政難の折、困難」ということです。

そこで、私たちは、「下落合みどりトラスト基金」を作り、皆様にご寄付をお願いし、なんとしても区に買取っていただくよう働きかけることにしました。皆様のご協力をお願いします。

■「下落合みどりトラスト基金」設置規則

1. (設置目的)
新宿区は、急速にみどりが失われつつある。みどりを守り、美しい景観を次の世代に継承することは私たちの責務と考える。今、失われようとしている下落合4丁目9番地域の美しいみどりを保全する為に、区がこれを買い取る資金に寄与すべく基金を設置する。
2. (積立て)
基金の積立ては、趣旨に賛同する個人、団体、法人の寄付による。
3. (管理)
基金の管理は、金融機関への預金により、確実に管理する。
4. (返還)
初期の目的が達成できなかった場合は、全額、速やかに寄付者に返還する。
 
以 上
 
■「下落合みどりトラスト基金」の経過
平成16年      
11月11日
業者によりこの敷地の貴重な樹木の大半を伐採し、30戸の集合住宅を建設する計画の看板が設置される。
11月22日
近隣住民は新宿区に対し、「(仮称)下落合4丁目集合住宅の建設について、近隣の説明会が充分なされるまで、家屋の解体、樹木の伐採などを行わないよう業者に指導して下さい。」という陳情書を提出。
新宿区議会環境建設委員会は、同所を視察した上で陳情を全委員一致で可決。
11月30日
設計画説明会が開催されたが、業者側に住民の声に答える姿勢は見られなかった。そのため、住民は「樹木保存」のみに焦点を絞り、改めて区議会に陳情書を提出。再び委員全員一致で可決採択。
12月
緑保存の運動が進むにつれ、「ここを公園に」の声が高まり、新宿区に対し、買い上げを求めるかたわら、財政難の区に要求するだけでなく、当初の売値の3分の1を区民が負担しようということとなり、地元在住者からの提供による2億円を基礎に住民が5千万円を集めるトラスト運動が始まる。
平成17年      
2月6日
氷川神社にて、地元の有志を中心に「下落合みどりトラスト基金」の設立集会を開催。同時に、パンフレットの配布を開始。
2月9日
「下落合みどりトラスト基金」公式Webサイト開設。
 
 
 
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