Chichiko Papalog 「気になる目白文化村」オルタネイト・テイク

第一文化村1930

箱根土地の、レンガで造られた旧・本社社屋が写っている。(@) 本社敷地の南側にあった池の端から眺めたクラブハウスが、この撮影時もあったかどうかはわからない。(A) 大正末から昭和初期に、クラブハウスは一般の住宅として販売されているようだ。北のテニスコート(@の左側)および、元相撲場・柔道場だった中央のテニスコート(Eの左下)も、はっきりと写っている。

シリーズの中で紹介した、第一文化村でもっとも大きかったライト風建築のK邸の様子がわかる。(E) また、同志会(生活協同組合)の屋根が白く光り(F)、その裏には弁天池の谷戸が見えている。まだ開発されてはおらず、このころは湿地帯のままになっていた。北側と西側に拡がる府営住宅が、幾何学的で整然とした建てられ方をしているのに対し、目白文化村の家々がゆったりとそれぞれ個性的なデザインで建てられているのが印象的だ。

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